日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 産業 > 運輸.交通 > 成果物情報

通信教育造船科講座テキスト「船体工作法」

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


3.2.3 精度について

罫書作業は、通常、現図が作成した定規や型によって行なう。従って、その型の通りに罫書するのであれば、大きな精度の狂いはでないものであるが、それでも、墨差や石筆の線の太さを考えれば、注意をしても、±1.5mm位の狂いはでるものである。普通の場合はそれでさしつかえないが、中には、特に精度を重視したい部材、即ち、基準となる部材を、建造要領の検討時に決めたとすると、その部材に対する罫書方法は、一考を要する。即ち、紙型をやめて、スティールの定規にする等のことである。一般的に考えて、罫書作業において、次の2点は常に注意しておかねばならない。

(1) 直角線

(2) 型の変形

直角線は、大きなものは、コンパス、小さなものは、直角定規を使うことが多いが、直角定規の中でもサシ金は、狂いの生じていることが多いから、ときどき確かめてみることである。確認の方法は、一直線上にサシ金を置き、その直線からの直角線のアタリを出し、今度はサシ金を裏返えして、再度アタリを出して2つのアタリに、差がなければ、直角は正しいということである。直角が狂っていると、BKT類の肌スキが多かったり、ブロックが変形して現場での取合が悪かったり、種々、不都合を生じる。

型の変形としては、板とか紙は、屋外にある場合、非常に大きな変形を生ずることが知られている。精度を要して、何度も使用されるような型には、型直線を入れて、曲りのチェックをしてから使用したり、或いは、1m等、定まった寸法の格点を記入しておき、使用前に、計測してみる等の手段をとるべきである。

 

3.3 ガス切断作業

切断には、シヤリングによるダイ切りや、管等の切断に使用するのこぎり等のものもあるが、船殻の主流を占めているガス切断について述べる。

 

3.3.1 使用ガス

切断に使用されるガスとしては、アセチレン、プロパン等の他、石炭ガスや、天然ガスも使用可能であるが、普通は、もっとも、扱い易いアセチレンが多く使用される。プロパンも近時、大量に使用されはじめているが、アセチレンと比して、重いため、漏れた場合、たまりやすく危険である等のことに注意しなければならない。アセチレンは、他のガスに比べ、発熱量が高く、また使用酸素量も少ない。第3.1表に、各ガスが、同じだけの熱量を発生するためにはどれだけの容積が必要かという表を示す。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
15位
(31,138成果物中)

成果物アクセス数
431,330

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年5月25日

関連する他の成果物

1.通信教育造船科講座テキスト「工場管理」学習指導書
2.通信教育造船科講座テキスト「工場管理」
3.通信教育造船科講座テキスト「船体工作法」学習指導書
4.通信教育造船科講座テキスト「艤装」
5.通信教育造船科講座テキスト「船舶関係法規」学習指導書
6.通信教育造船科講座テキスト「船舶関係法規」
7.通信教育造船科講座テキスト「船舶計算」学習指導書
8.通信教育造船科講座テキスト「船舶計算」
9.通信教育造船科講座テキスト「基本設計」学習指導書
10.通信教育造船科講座テキスト「基本設計」
11.通信教育造船科講座テキスト「船殻設計」学習指導書
12.通信教育造船科講座テキスト「船殻設計」
13.平成12年度「身体障害者用ヨットの開発」事業報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から