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通信教育造船科講座テキスト「船体工作法」

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


(2) ブロック組立日程

ブロック建造法においてブロック組立工程の進捗度が船台以降の工程に大きく影響する。進水や引渡しが遅れる原因の大半は、ブロックの組立が計画通りに進まないことにある。従ってブロック組立日程は、実施可能でしかも信頼性のある緻密なものでなければならない。

ブロック搭載日程をもとにして組立日程を作成する。基本は「どんな順序で、どの定盤で何日間で組立てるか」をはっきり決めることである。

そのためには、次のように整理して考えると分りやすい。

○ブロックの種類別に搭載順序に並べて整理してみる。例えば船底ブロック、船側外板、上甲板、船首尾立体ブロック、上部構造。

○ブロックの仕事量、大きさ、形状、クレーン使用密度、組立に要する期間を大体見当づける。

○外板や上甲板のように形状が共通なブロックは同一定盤で連続して組立てる。(治具の作製の手間を省くため)部材の流れを円滑にするように部材加工場近くのクレーン密度の高い定盤を選ぶ。

○船首尾立体ブロックは船台に近い屋外定盤を選ぶ。内業加工工程が多種複雑で、組立期間も長く、クレーン密度も比較的少ないからである。

○ブロック完成、検査、塗装、即搭載となるタイミングで組立てる。(ブロック置場を節約する)

○両玄同時に搭載できるように組立てる。

○作業者、定盤を手待ちなく回転させる。

○ブロックの組立順序は、日数を要するものから開始して搭載順序に従って完成するような順序とする。

一例として曲り外板ブロックの日程を分析してみると、

○ 治具作製作業 1/2日

○ 板配材、板継ぎ作業 1/2日

○ 色上げ及び切断作業 1/2日

○ 骨配材、取付け作業 1/2日

○ 溶接、仕上げ及び検査 2日

合計4日の日数を要する。従って、このブロックは塗装、検査日を入れても搭載5日前に組立を開始すれば間に合う。従って、定盤使用日数は1ブロック4日である。また、同一作業グループが同時に2〜3ブロックを掛け持って手待ちなく移動して作業できることが望ましい。第1.19図作業者の移動の例を示す。

 

 

 

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