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この場合、さらに電位差の低い陽極部を人為的に外部に設けて、電流を流すと陰極部に流れ込み電位が降下し、鋼材表面の陽極部との電位差がなくなり、腐食は発生しなくなる。

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結果的には、鋼材全体を陰極的表面にし、外部陽極から防食電流を流して、鋼材表面を防食することになる。この方法を流電陽極方式という。

 

11.3 流電陽極方式

この方式の外部陽極として、取付けられるものに防食用流電陽極材料(Zn、Alの合金)があり、俗称に、亜鉛板と呼ばれ、市販されている。一般に、プロペラ付近の船尾外板、舵板、海水吸入孔、バラストタンク内等の防蝕に使用されている。直接、溶接で取付ける溶接タイプとボルトで締付けるボルトタイプがあり、流電効果上、表面は塗装しないのが普通である。陽極は、流電して腐食、消耗するから、寿命が来たら取替える必要がある。

防食効果上、一般に塗装と併用する。

 

11.4 参考資料

 

一般に使用される陽極材料 第11-1表

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