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8.3 亀裂の補修方法

(1) 溶接ビード上の極く短いヘヤークラック(指導書参照)

・ ハツリ、ガウジング等でクラックがなくなるまで掘って溶接で埋める

・ ガスガウジングは余り好ましくない

・ 掘ったあとの開先は少し広い方がよい

・ ビードの長さは余り短くない方がよい

 

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(2) 突合せビード及び母材上の比較的長いクラック

(指導書第7.4図参照)

(3) 隅肉ビードのクラック

ビードをハツリ、ガウジング等で取り、再溶接する。

ノド厚不足が原因であることが多いので、ノド厚を大きくする。

 

074-2.gif

 

(4) 隅肉ビードの熱影響部でのクラック

 

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・ 母材を貫通して割れていることが多い

・ クラック部分から切取る。

・ ライナーを入れて溶接する

(5) 隅肉ビードに平行でないクラック

 

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