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CPを作成することにより、計画的に一括して取材でき、材料の歩留りもあがる。

CPには、伸し、開先面等の後続工程で必要な事柄が明確に指示されてなければならない。

一般に、罫書作業は、CPに従って行われる。

 

3.3 小組立図

(第3・3図参照)

小組立の作業用図面である。

工事量が多く複雑で、設計図だけでは分りにくい場合に作成する。小組立図だけで作業できることが望ましい。

一般には、部材リストと同時に作成している。

溶接長、脚長、溶接待ちの長さ、ブロック名称、重量等も付記すると便利である。

 

3.4 ブロック組立図

(第3・4図参照)

ブロック組立の作業用図面である。

一般にブロックは、設計図で表わされる面と逆に組立てられるので、骨付面を表わす必要がある。

(一般に反転図と呼ぶ。)

必要な記入事項

(1) 番船、ブロック名

(2) 組立ベースとなる面(例、甲板ベース)

(3) 組立要領および順序(例、枠組、先行組)

(4) 組立治具要領(例、平面治具、定点治具)

(5) 板配置および板継要領

(6) マーキングライン及び要領

(7) 骨配置と骨部材の名称及び配材順序

(8) ブロック寸法及び重量

(9) 溶接長、脚長及び溶接待ちの寸法

10) 吊りピース、足場用ピースの位置

11) 精度等の注意事項

 

3.5 その他の工作図

(1) 曲り外板治具表

(2) ブロック反転要領図

 

 

 

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