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(a) 船殻工事

工数予算及び日程計画より工数消化計画曲線(コントロール・カーブ)を作成し、能率管理を行う。計画曲線上に5日〜10日毎に実績を記入し、計画曲線との差異を把握し分析をする。もし能率が低下していれば、原因をみつけて対策をたて計画線に近づくように工事を進めなければならない。

・工数消化曲線の種類

・加工:

加工完了重量べース(H/T)

切断長完了べース(M/H)

・組立:

組立完了重量べース(H/T)

溶接長完了べース(M/H)

・搭載:

搭載重量べース(H/T)

溶接長完了べース(M/H)

・船殻総合計:

搭載重量べース(H/T)

 

H:時間

T:重量

M:長さ

 

マクロ的な管理は重量ベース(H/T)でよいが、より高い精度で管理するには、切断長ベース、溶接長ベースで管理する方が最も有効である。

 

加工又は組立の例

058-1.gif

第1.29図 工数消化曲線の例(M/H)

(切断長又は溶接長)

 

 

 

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