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5. 供試船舶の選定

船舶の選定に当たっては、海上退船システムを構成する降下路の高さを10m以上確保すること並びに風力ビューフォート階級6及び波浪が有義波高3m以上の海域要件に適する船舶を対象とした。更に、委員及び関係官庁の参加及び関係メーカーのスタッフ大勢の乗船を考慮し、多くの旅客定員を有する総トン数3000トン以上の旅客カーフェリーを選定することにした。

各社就航航路における旅客船の試験への提供には、保有船の余裕が無く、更に、地理的にも荒天時の試験対応可能な船会社も少なく、唯一、東京湾フェリー(株)の金谷―久里浜間航路のしらはま丸が総合的に、金谷丸が適当であるとされた。

(1)供試船の要目

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(2)供試船の一般配置及び横断面構造図

別紙のとおり

 

 

 

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