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10-2 暴露部の外来電磁波と操舵室の電磁波

10-2-1 電界強度計測システム

図10-3に電界強度の計測システムを示す。

周波数範囲10kHz〜1GHzを測定するため、アンテナは3種類使用するが、暴露甲板上で使用するアンテナは30MHz〜1GHzの周波数範囲を持つログバイコンアンテナを使用するため、2種類となる。

写真10-1に計測システム(スペクトラムアナライザ、ノートパソコン)を示す。

 

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図10-3 電界強度計測システム

 

10-2-2 計測用アンテナ設置箇所

図10-4に暴露甲板電界強度測定用アンテナの位置を、図10-5に操舵室内電界強度測定用アンテナの位置を示す。

暴露甲板は操舵室の真上の屋上にあり、この左舷にアンテナを垂直偏波で固定した。

操舵室のアンテナ位置は中央部の電界強度が最も大きい場所へ設置する予定であったが、停泊、離接岸が夜間となるためにこの位置では航行作業の妨げになる。そこで航行作業の妨げにならないように図10-5に示す位置とした。写真10-2に暴露甲板のアンテナ設置状況を、写真10-3〜写真10-4に操舵室内のアンテナ設置状況を示す。

 

 

 

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