平成12年度
「認定事業場の品質管理向上のための調査指導及び講習」
事業報告書
(社) 日本船舶品質管理協会
事業目標の達成状況
1] 整備認定事業場等の調査指導
a 整備認定事業場等の巡回調査及び指導
膨脹式救命いかだ整備事業場17事業場、GMDSS救命設備整備事業場19事業場の巡回指導を計画し、予定どおり実施したほか、舞鶴地区のGMDSS事業場1箇所を追加して実施し、施設、関係書類及び掲示物の維持管理状況等について厳正な維持に努めるよう指導した。また、シールドルームの電波漏洩状況について測定を行い、不具合個所については是正させ、全事業場の電波遮蔽状況が規定値内にあることを確認した。
b 内燃機関整備事業場調査指導
内燃機関の整備認定事業場取得を要望している事業者のうち、緩急度合を勘案して4事業場を選定のうえ、これらの事業場に対し実態調査を実施すると共に、整備事業場として必要な設備、技術の確保及び体制づくりについて指導した。
いずれの事業場も、現状では設備面においても管理体制面においても法の要求レベルとの差が大きく多々改善を必要とし、今後も引き続き指導する必要がある。
(当初計画していた事業場のうち、1事業場は倒産したため実施できなかった。)
2] 認定事業場(監督者)等の品質管理講習
a 機関製造関係品質管理講習
全事業場を対象に参加を呼びかけたが、当初目標55名に対し受講者数は30名であった。
そのうち、29名が受講後の試験に合格し、合格目標値90%を達成した。
合格者に「製造工事管理者」の資格が付与され、当該事業場の管理者(候補者)として就業することとなる。