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ふるさと防火委員会

「安全で安心して暮らせるまちづくり」を目指して!

綾瀬市少年婦人防火委員会

 

綾瀬市は、神奈川県のほぼ中央、相模野台地の南部に位置する緑豊かな都市です。西に大山、丹沢連峰を望み、遠く富士の秀峰を仰ぐことのできる市域は、東西約4.2キロ、南北約7.6キロほどで、行政面積は22.28平方キロメートルです。この面積の5分の1を厚木飛行場(米国海軍航空隊厚木基地・海上自衛隊厚木航空基地)が占める全国でも数少ない基地のある市として知られています。また、横浜へ約20キロ、東京中心地域へ約40キロという首都圏内にあり、かつての純農村地帯も都市化が進み、若さと活力のあふれる住宅・工業都市としての発展を続ける「懐かしさと新しさ」が共存する都市です。

消防本部は昭和47年に消防長以下20名の職員数で発足し、現在は1本部1署2分署、職員数115名と組織強化が図られました。

昨年の火災発生件数は26件で、うち建物火災は11件となっています。普段から隣近所や地域で協力し放火されないまちづくりや各家庭での火の取扱いに注意を呼びかけているところです。

さて、綾瀬市少年婦人防火委員会は昭和62年に設立され、現在8幼年消防クラブ621名、11婦人防火クラブ181名で活動しています。

綾瀬市では、平成6年より毎月13日を「市民防火の日」と定め防火思想の普及と火災の撲滅を目指しています。この毎月13日の「市民防火の日」と春・秋の「火災予防運動」期間中に幼年消防クラブ員は法被通園を行い、市民の皆さんに広く火災予防を呼びかけています。一方、婦人防火クラブにあっては、広報車による防火巡回広報を行っています。その他、防火講習会や普通救命講習会などを実施し、地域での防火・防災の担い手として重要な役割を果たしています。

また、各幼年消防クラブでは夏休み前に花火教室を実施し、花火の取扱い方法や火遊びの防止を幼児期から植えつけ、防火知識の向上に努めています。特に、毎年1月13日に実施される新春恒例の消防出初式では、入場行進や演技にも積極的に参加し、鼓笛隊の演奏など幅広い活動の中で火災予防の重要性を学んでいます。

隔年で実施されている『防火大会』も昨年は『あやせ消防フェスティバル99』と名称を改め消防関係団体が一堂に会して実施され、幼年消防クラブ員による「ぼくたち、わたしたちはひあそびしません」の『ちかいのことば』、婦人防火クラブ員の『防火宣言』と盛会裡に開催されました。

綾瀬市少年婦人防火委員会は、これからも『安全で安心して暮らせるまちづくり』を目指して、全クラブ員と消防機関が一体となった防火・防災活動に取り組み、未来ある綾瀬市から火災の撲滅を図るため、幼年と婦人が一丸となって活動してまいります。全てを一瞬のうちに奪い去ってしまう恐ろしい火災が無くなりますように…。

 

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