この東京港に大正15年(1926)10月、国の史蹟に指定された2つの人工島「台場」があります。台場とは、江戸時代に造られた砲台(ほうだい)のことです。
嘉永6年(1853)、アメリカのペリー提督率いる4隻の黒船がとつぜん浦賀に来航し、驚いた幕府は江戸を外国からまもるための策として、急いでこの台場を造りました。当初の計画では海上に11基、海岸に1基の計12基を造る予定でしたが、資金が不足し、実際には5基が完成しただけでした。
戦後、東京港を利用する船舶が増えるにつれ、東京港の整備が進められました。それにともない、台場は昭和40年(1965)までには埋め立てられたり、撤去されたりして、今では第三、第六台場を残すのみになりました。また、第四台場の石垣の一部を、天王州アイル周辺で見ることができます。