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船の科学館ものしりシート

 事業名 基盤整備
 団体名 日本海事科学振興財団 注目度注目度5


2. “第二白竜(だいにはくりゅう)”

日本で最初の海洋掘削が行われたのは、明治32年(1890)新潟県尼瀬(あまぜ)においてでした。近代的な海洋掘削による石油資源開発は、昭和31年(1956)に国策会社であった旧石油資源開発(株)(現日本海洋掘削)により開始されました。石油開発公団では昭和46年(1971)に国産第一号の半潜水型掘削装置“第二白竜”を完成させ、これを民間企業にリースし石油開発を続けてきました。この装置は外国の掘削装置と比べて次のような特徴を持っていました。1]掘削装置を浮かせるためのロワーハルが2個で世界最初の形式で、今までのものに比べて曳航するときの抵抗が少なくなる。さらに安定性や稼働率も良好である。2]大型のアンカーウインチを採用しているので、定点係留にも精度良く反応できる(潮に流されず一カ所に留まっていることができる)。3]作業の時に発生する汚水を一カ所に集め、固形分(石や砂)、油、水に分離する装置で処理する。

陸上との交通手段は12人乗りくらいの中型ヘリコプターによって行われました。その為プラットホームにはヘリポートや、70人が暮らせる部屋と病室や診察室・洗濯室などがありました。

 

022-1.gif

写真提供:日本海洋掘削(株)

 

3. “トランスワールドリグ61”

アメリカのトランスワールド・ドリリング社向けに建造された、海底下約6,000メートルで掘削可能な半潜水型の海底油田掘削装置です。世界で最初の昇降式の脚柱を持つタイプで、船の形をした本体とその中央部から左右に突き出た張り出し桁(けた)から成り、上から見ると大きな十字架のような形をしています。自力で走ることはできないので目的地まで曳航しますが、4本の脚を引き揚げることができるので安定性がよく、速いスピードで曳航することができます。船内には50人が暮らせる居住区と採集した岩石の地質調査や原油の分析を行うための実験室などが置かれ、甲板上にはヘリポートが設けられました。

 

022-2.gif

船体

長さ:121.9メートル

幅:17.7メートル

深さ:7.015メートル

脚(あし)

長さ:33.34メートル

幅:17.68メートル

深さ:4.49メートル

掘削深度(くっさくしんど) 約6,000メートル

操業時排水量(そうぎょうじはいすいりょう) 約11,000トン

 

写真提供:佐世保重工業(株)

 

 

 

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