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(2) 超電導電磁推進船“ヤマト1”

「フレミングの左手の法則」を船の推進装置に応用する場合、表面の図2に示すように2通りの方法が考えられます。1つは「外部磁場方式」というもので、船体下部外側の海水中に磁場と電場を作用させて推進する方法で、もう1つは海水ダクトを設けて、このダクト内の海水中に磁場と電場を作用させダクト内の海水を噴出して推進する、「内部磁場方式」と称するものです。

“ヤマト1”は、船体周辺の海洋環境に与える影響を考えて、磁場と電場をダクト内に限定できる内部磁場方式を採用しました。

この船の推進装置は船底の両側に1つずつあり、水中に電流を流す為の電極から成り立っています。推進装置の電極に電流を流すと、海水の通り道である海水管に磁場が発生して、それが海水管の間を回って流れます。すると、電磁力が船の後部に向って発生し、前部から海水が吸い込まれ、その海水を船尾の海水噴射口から勢いよく噴出することによって、船を前進させています。

 

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写真提供:(財)シップ・アンド・オーシャン財団

 

 

 

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