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心学が拓く二十一世紀の日本

 事業名 心学開講270年記念シンポジウムの開催
 団体名 心学参前舎 注目度注目度4


上田 今、ベラー先生は伝統の再発見の中にインスピレーションを受けるという大変微妙な表現をされたのですが、伝統そのものではなく、その中に新しい方向へのインスピレーションがあるのではないかというお話をしていただきました。

 

「宗教」と「道」

各国がそれぞれのモデルを求めるという先生のお考えは、楽観的すぎるのではないでしょうか。また、先生は宗教の可能性をどう考えておられるのでしょうか。

 

上田 ベラー先生は、五十年前に書かれた『徳川時代の宗教』の中で心学を中心に論じておられるわけです。日本人が一般的に言う宗教は、仏教とかキリスト教、ユダヤ教、イスラム教という特定の教団宗教だと考えられます。その意味と先生の言われる宗教とではその内容はかなり違うのではないかと思うのですが…。

 

ベラー 非常にいい質問だと思います。この「宗教」という言葉は欧米の「religion(レリジョン)」という言葉の翻訳ですが、これは明治時代に出てきた言葉で、石田梅岩が使った言葉ではありません。

 

 

 

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