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つまりアメリカは神の意志を実践しているという考え方です。冷戦の終結は一九八九年ですが、遅くともその時点でアメリカは、自分たちは「救世主の国」であるという考え方を捨てるべきだったと思っています。

しかしそれにもかかわらず、こういった考え方は少し形を変えて今でも続いています。アメリカは自由市場経済、民主主義における世界のモデルであるという考え方です。戦う相手の悪魔の帝国はもうありませんが、アメリカ人は今でもアメリカ型の近代化を輸出し、そしてすべての国に対してそれを真似するように圧力をかけています。

 

 

 

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