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統計資料

 

九州運輸局所管業務関係資料

 

平成11年度 管内鋼製船舶造船実績

 

○概況 九州・山口(西部)地区造船業の平成11年度における造船実績は、5千総トン以上の建造設備を有する造船所で見ると建造量及び受注量ともに増加しており、手持ち工事量についても1年半分をキープし堅調に推移している。一方、20総トン以上5千総トン未満の造船所で見ると、国内経済の停滞を反映して、平成9年度以降の減少傾向に歯止めがかからず、深刻な状況となっている。

 

○建造量 平成11年度における建造量(竣工ベース)は、158隻3583千総トンと、前年度同期に比べ隻数で27隻(14.6%)の減、総トン数で659千総トン(22.5%)の増となった。

主な船種別では、貨物船は71隻1700千総トン(前年度同期に比し隻数14隻、16.5%減、総トン数で83千総トン、4.7%減)、油槽船は、36隻1871千総トン(隻数1隻、2.7%減、総トン数で763千総トン、68.9%増)であった。

 

○受注量 平成11年度における受注量(契約ベース)は、147隻3335千総トンと、前年度同期に比べ隻数で24隻(19.5%)の増、総トン数で493千総トン(17.4%)の増となった。

主な船種別では、貨物船は72隻2430千総トン(前年度同期に比し隻数32隻、80.0%増、総トン数で1458千総トン、150.0%増)、油槽船は、28隻891千総トン(隻数3隻、9.7%減、総トン数で971千総トン、52.1%減)であった。貨物船の受注量増大は、ばら積み貨物船によるものである。

国内船・輸出船別にみれば、国内船は64隻49千総トン、輸出船は83隻3287千総トンであり、その構成比は、総トン数べースで、1.5対98.5(前年度同期5対95)となった。

 

○手持工事量 平成12年3月末における手持工事量は、138隻5470千総トンで、前年同月末に比べ11隻(7.4%)の減、総トン数で248千総トン(4.3%)の減となった。

 

○臨時船舶建造調整法による建造許可件数

平成11年度における建造許可は、78隻3267千総トンと、前年度同期に比べ隻数で8隻(9.3%)の減、総トン数で42千総トン(1.3%)の減となった。主な船種別では、ばら積み貨物船が増加したものの、コンテナ船及び原油タンカーの減少により対前年度比では減となった。

 

(注)建造許可の対象船舶は、総トン数2500トン以上又は長さ90メートル以上の一般商船(純客船を除く)である。

 

○造舶実績

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※調査協力造船所工場総数 70工場 (総トン数20トン、長さ15メートル以上の新造船建造設備を有する造船所)

注1) 「手持ち工事量」は当該期末の実績で、新造船の工事中船舶及び契約船の内未着工船舶の合計である。

注2) 四捨五入のため、数値が符合しない場合がある。

 

 

 

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