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5. ケース4] 若松町航路(50トン未満の旅客船)

 

(1) 航路概要

若松町航路は、若松島、中通島、日ノ島、有福島間を結んでおり、町が旅客船「わかしお」等4隻を運航している。ここでは同航路を小型旅客船の事例として取り上げる。

 

1] 運航ダイヤ

対象航路は従来、以下の4航路が運航されていた。

1) 若松-佐尾航路(若松と中通島南部の白魚方面とを結ぶ航路)

2) 若松-荒川航路(若松と中通島対岸部の郷ノ首〜大浦方面とを結ぶ航路)

3) 若松-大平航路(若松と若松島北部の大平方面とを結ぶ航路)

4) 鵜ノ瀬-有福航路(若松島の鵜ノ瀬から日ノ島、有福島方面とを結ぶ航路)

2000年12月4日より若松-佐尾航路、若松-荒川航路は統合され、若松-郷ノ首航路となり、全部で3航路となった。寄港地は若松-宿ノ浦-白魚-郷ノ首の4港である。

これら3航路のうち、若松-大平、鵜ノ瀬-有福航路は国庫補助航路に指定されている。 ただし、本ケーススタディは、航路再編前の状況にもとづいて検討している。

現在、対象航路は年間8,000万円の赤字となっており、今後の方針として、道路整備の進捗に合わせ、町では海上輸送から陸上輸送への転換を図ることとしている。

 

表5-5-1 航路図(ケース4])

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