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3) ヤマハMD1051KHα・KUH・KUHp型 ヤマハ発動機株式会社

 

新しいMD1051には、ユーザの使用状況に応じた3つの使用が用意されています。法90馬力クラスでトップの612馬力誇るKD1051KUHp、バランスに優れたMD1051KUH、トルク重視の市場に応えるMD1051KHαです。

更に、各仕様には従来のストレートドライブに加えて業務用史上初の新開発アングルドライブを設定。200mmの全高低下により、低重心化と有効スペースの拡大が実現し、船の実力を最大限に引き出します。

 

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<特徴>

1. 機能性

●新開発アングルマリンギヤ

ヤマハのトータル力を活かし、クランク軸から10度傾けた角度でマリンギヤ出力軸を取り出す事ができるアングルドライブギヤを新開発。業務用に対応したB減速(3.0)からE減速(1.5)で、従来のマリンギヤと同等の寿命設計を行っています。

また、200mmの全高低下により、低重心化と有効スペースの拡大が図られ、艇体の大型化、エンジンルームのメンテナンス性の向上、P.T.Oの取り出しやすさ、さらには風流れ特性におけるメリットなど、様々な可能性を秘めています。

 

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●ガラ音防止装置

電子制御でクラッチ油圧を微調整することによって低速回転時に発生するマリンギヤのガラ音を無くすガラ音防止装置を標準で装備。さらに、ガラ音感度調整ボリュームに無段階連続調整式を採用し、搭載艇ごとに最適なガラ音低減の制御を可能にしました。

●電子式自動定速装置新型

スリップ運転時のクラッチ作動油圧をコンピュータ制御し、応答性、安定性が向上。制御範囲の拡大も図りました。

 

 

 

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