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電子制御システム

MTUの電子制御システムは主に操縦レバーシステム(リモコン、RCS)、モニタリングシステム(MCS、DIS)、及びエンジン制御システム(ECS、LOP)の3要素により構成されています。

 

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モニタリングシステム(MCS)、コントロールシステム(RCS)は上記のような構成になります。システム間のやり取りは全てデジタル信号にて行われるため配線量は大幅に低減されます。また今までのような複数のアナログ計がLCDによる1つの画面表示に代わるため設置場所を選びません。

 

表示板(DIS)

操舵室及び監視室に設置

各計測値、警報、エンジン状態、その他のエンジン情報を1つのLCD画面で表示します。

 

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コントロールレバー(RCS)

操舵室に設置

エンジンの回転数、ギアボックスの嵌脱/前後進、トローリング(オプション)を1つのレバーで制御しています。

 

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機側制御監視装置(LOP)

機関室に設置

操舵室の表示盤を内蔵。各計測値、警報、エンジン状態を瞬時に選択、表示また、エンジン回転数の上下、ギアボックス嵌脱、各エンジンテスト機能等のボタンを備え、エンジンの制御が可能です。

 

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