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1) 回転速度による分類

機関の回転速度により分類すると正式な区分の基準はないが1・7表の如く高速機関、中速機関、低速機関に分類される。なお、最近は回転速度による分類よりも、ピストンスピードによる分類が一般に使用されている。

 

1・7表 エンジンの速度による分類

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2) 大きさによる分類

エンジンを分類するとき、小形、中形、大型、と云う言葉がよく使用されるが、その区分の基準も明確ではないが、業界では概略、シリンダ径を基準にして1・8表のように分類されている。

 

1・8表 エンジンの大きさによる分類

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3) 気筒配列による分類

シリンダの向き、並びに配列により下記のように分類されている。

・横形機関:ピストンの往復運動が水平方向に行われる機関で、単気筒の機関は農業用に、又多気筒の機関は車両用に多く使用されている。

・立形機関:ピストンが上下に動く機関で、陸用、舶用等、広く使用されている。

・V形機関:シリンダを斜め2列に並べた機関で、容積の狭い場所で大出力を必要とする陸用、舶用、車両用等に使用されている。

 

 

 

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