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また、山地部には、町内を流れる桂川、妙見川、奈良ヶ谷川などの源があり、山紫水明の仙境を思わせる風景が見受けられる。写真2-12は、妙見川の上流域であるが、流量は少ないものの水質は極めて良好で、親水河川として渓流遊びができるなどのアクティビティ(注)の設定が可能である。

写真2-12 妙見川の上流域-1

 

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写真2-13も妙見川の上流域であるが、小規模な砂防ダムが幾つか点在している。これら構造物は、土砂流出防止や治水など機能を持ち必要性も高いが、一般流路部分が部分的にコンクリート三面貼りとなっているのは残念である。上記のように、親水空間を創出する場合、部分的に多自然型河川に改修するなどの手法を検討する必要がある。

 

写真2-13 妙見川の上流域-2

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(注)アクティビティ:

活気、行動、行為。本調査研究ではそれぞれの場所での人々の活動や行動、居方や過ごし方など、空間内での楽しみ方も含めた意味。

 

 

 

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