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●マイスター(Meister)運動

・産業を支えてきた「ものづくり」の継承者としてマイスターを認定し、技術の普及、向上を図り、さらに新しい技術育成の基盤づくりを進める。

(平成11年度現在、41名を認定)

 

・すみだマイスターものづくり事業補助

【認定要件】業界内の製品に対する評価が高く、話題性等付加価値の高い製品を造り、製品を造るための優れた技術、技能を有すること。

更新の育成に意欲をもっていること。

保有する技術や技能を公開することができること。

【補助対象】研究、研修活動費/実演、展示、直売に関する活動費/後継者育成活動費/出版物発行等活動費/専門家の指導を受けて行う活動費

【補助内容】当該年度補助対象活動経費の3分の2の額(上限45万円)

 

●モデルショップ(Modelshop)運動(昭和62年創設)

・区外から人を集めることができる話題の店づくりとして、マイスターによるファクトリーショップを展開する。※7件が開店(平成11年度現在)

なお、モデルショップ運動は、より幅広い事業者を対象とするために「すみだ工房ショップ支援」事業として平成10年に「すみだ工房ショップ支援事業」として改正された。

●すみだ工房ショップ支援(平成10年10月告示)

・こだわりのものづくりの現場とこだわりを売る空間の機能を備える、製造販売が一体の製造業の新しいスタイルを支援する事業。

 

【補助対象】特定の区域内で工房ショップを設置する中小企業又は個人店舗の内装/備品購入/看板設置/その他工房ショップに関する経費

【補助内容】工房ショップに要する経費の2分の1の額又は190万円のうちいずれか少ない額

 

(イ) 3M運動の効果

3M事業の効果として、区の資料によると、次の事項があげられている。

・見学者数が確実に増加した

・全国から見学ツアーや視察の申し込みが殺到している(次頁資料参照)

・職人、技術、製品に対する関心を高めた

・江戸時代のデザインの伝統が生きていることの理解を高めた

・区内の産業関係者にデザインの重要性を認識することになった

・街のイメージアップに寄与した

・ものをつくることに興味を抱く人が増加し、参加企業への就職希望者が増加した

・技術後継者の養成意欲が増し、様々な試みが行われるようになった

・消費者のニーズが直接にわかり、製品のデザインなどに反映することになった

 

 

 

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