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(4) 中心市街地の動向

 

ア 中心商業地の状況

市内では、商業施設や公共公益施設が多く立地する竹鼻町と岐阜羽島駅周辺の2地区が中心市街地に位置づけられる。

このうち、市中心部の竹鼻町には商店街が形成されているが、経営者の高齢化、後継者不足などを背景に空き店舗が目立ち、加えて近年の郊外型大規模店舗、ロードサイド型店舗の進出に伴い、商業吸引力が低下して衰退に追い込まれ、通りが閑散として活気が乏しい。

また、岐阜羽島駅南側地区の繊維関連店舗においては、繊維産業に関する環境の変化を背景に、空き店舗や業態変更した店舗が目立つようになってきている。

 

イ 商業振興の取組

市の中心核としての市民交流空間の確保、高齢者の買物利便性の確保を図るためにも、竹鼻町中心街の活性化が課題となっている。

竹鼻商店街地区では、こうした衰退状況を打破し地域商業の再生を図るため、平成11年6月の既存組織変更により商店街振興組合が発足した。

さらに現在は、羽島商工会議所と連携を取り合いながら、「中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律」に基づく「羽島市中心市街地活性化基本計画(仮称)」を策定中で、環境整備や店舗及び経営の近代化のための取組が進みつつある。

 

 

 

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