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ウ 学習と活動の拡大的な循環

住民が主体的にまちづくり活動に参加していくためには、学習に関する施策とともに、実際のまちづくり活動への参加を促す施策、さらには学習活動とまちづくり活動をうまく結びつける仕組みづくりが重要な役割を担うと考えられる。というのは、「学習」と「活動」は、密接に連動して循環しながら量的拡大と質的改善、機能転換していくため、「学習」を活発化させ、量的拡大及び質的改善などを期待する場合、当然「活動」を拡大することが必要になるからである。

また、「学習」成果の活用の場としての「活動」を確立し、「学習」から「活動」への道筋を用意することによって、「学習」への動機づけを持たせる効果が期待できる。

こうした学習と活動の循環をつくっていくためには、両者をうまくつなげるコーディネーターの働きが重要である。

 

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○学習と活動の拡大的な循環…実際のまちづくり活動の経験を通じて、問題意識が芽生え、新たな学習需要が喚起され、次の活動へとつながる→まちづくり活動機会(ステージ)の用意

 

 

 

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