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(エ) 円滑化

地域の境界を越えた、川の流域での一体的な水質浄化への取組などが、円滑にできるようになる。

(オ) 集中化

文化・体育施設など、小規模では利用勝手が悪く十分に機能を発揮できない施設は、個別に造られるよりも、一つ大きな施設を作った方が、利用しやすく機能も発揮されやすい。

(カ) 規模の経済

財源を集約することで、より重点的な資本投下が行えるようになる。

(キ) 人材開発

地域内の人の交流が活発化することで、それぞれの人の中に潜在的にあった能力が引き出され、また、新たな人材の発掘も容易になる。

(ケ) 相互補完

自らの地域には存在しないためにこれまで動員することができなかった資源を、それぞれの地域で調達しあうことができるようになり、地域の魅力を高めることができる。

(コ) 情報発信

広告宣伝などは、小さな単位で別々に行うよりも、一定の規模を集めて重点的な資本投下を行った方が、浸透効果ははるかに高くなる。

 

イ 本調査対象地域における有効性

地域連携の有効性を踏まえ、3町が連携することにより以下のような効果を発揮しうると考えられる。

(ア) 地域主体のまちづくり基盤の確立

(イ) 八戸市、十和田市、三沢市に対抗できる地域力の獲得

(ウ) 地域資源(ひと、もの)の有効活用

(エ) 地域ブランドの確立による農業基盤の強化

(オ) 行政事務の高度化への対応

 

 

 

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