(4) その他
・潜水業者が浮上したとき、ボードのセンターボードにぶつかる危険性がある。
・迷惑駐車
一方、漁業関係者自身がボードセイリング保管事業を行うなど、ボードセイリングに積極的に関与し、これによって水面利用調整を円滑にしようとする動きもみられる。
神奈川県鎌倉漁協では、ボードセイリングの保管事業を漁協自らが行っている。
静岡県浜名湖でも、漁業者がボードセイリングの保管事業を行っている。
4 水上バイク
水上バイクは、正式名をパーソナル・ウォータークラフトといい、PWと略されるが、販売台数は全国で10万台、実働5〜6万台といわれている。PWの問題点は、
(1) 漁網の上を航走する。転倒したら非常に危険で漁具への被害も予想される。
(2) 漁港内を航走しているPWもある。
(3) 漁船を追い越して漁船の目の前を航走するのでとても危険である。
(4) 潜水器漁業を行っている水域で航走されると危険である。
(5) 救助にかなりの労力を割いている。
(6) 密漁を行うものがいる。
(7) 夜間に航行している。
(8) ゴミ、空き缶の放置が多い。
(9) 4輪駆動車や小型バギーで走り回る事による動植物への影響。
一方和歌山県では、漁協が水上バイクの保管事業を行っているところもある。
5 サーフィン
(1) 遭難の救助が漁業者の負担となっている。
(2) 迷惑駐車とゴミの問題
第2項 スキューバダイビングと漁協との関わり
(1) 注目されるダイビングスポット事業と漁協の関わり方
近年、漁協が経営に関与しているダイビングスポットの数は、漁協が経営に関与しているマリーナの数に較べ、圧倒的に多くなっており、新たに開設されたダイビングスポットの数も多い。そうした点から、漁協が関与したダイビング事業をタイプ別に分けてみた。