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そういう人たちを全部巻き込むためには、まず情報の共有と共有した情報を生かす方法が必要であると思っております。この点については、私どもも及ばずながら、シップ・アンド・オーシャン財団、本日この場にも工藤常務が出席しておりますが、そこに海洋シンクタンクを発足させました。まだ動き出したところで活動はこれからでございますけれども、皆さんにいろいろ考えていただくための情報提供とか、政策提言などについては、これから大いに活躍してもらう方向で考えているところでございます。皆様方と情報交換し、いろんなことで相談をするネットワークの一環に据えていただければ、大変ありがたいと思っております。

本日のまとめに代えまして、私の感じを述べさせていただきました。本日はアメリカとカナダからボルゲーゼさんとイーラーさんにお出でいただきまして、大変貴重なお話をしていただきまして、ありがとうございました。特にボルゲーゼさんは半世紀も海洋の問題にずっと取り組んで、影響力を行使されてきた方でございまして、今回も非常にお忙しい日程の中で都合をつけてこのセミナーに来ていただきました。大変感謝をしている次第です。イーラーさんは昨年私どもがNOAAへ海洋管理の問題で調査にまいりましたときに、非常に要領よくNOAAの活動を説明していただきまして、大変参考になりました。そういうご縁で再度、今度は日本のほうに来て話をしていただいたわけです。アメリカはご承知のように1970年代から海洋管理の問題に取り組んでおります。30年経過した今、その見直しを行なうため、また、かつてのストラットン委員会のような委員会を設けて検討することを内容とする法案が米国の議会に出ているそうでございます。そういうアメリカの海洋管理の取り組みについては今後ともご指導、ご示唆をいただけることと思います。どうぞよろしくお願いいたします。最後にお二人に、出席者一同でお礼の拍手をしていただきたいんですが、いかがでございましょう。(一同拍手)

どうもありがとうございました。それでは質疑応答、討論をこれで終了させていただきます。

 

 

 

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