・短期的思考
― 政策立案者は長期的計画の必要性を認識するよりも、プログラムの支援を続けるために短期間で結果を出すことをしばしば強く要求する。短期プログラムは、長期的に見て成果を挙げる最善の方法ではない。
・複雑で不確実な海洋システム
― 活動の重要性は、あまりよく理解されない。またその重要性を確信を持って予測することは困難である。
管理の改善
・地域管理アプローチの採択
― 管理当局が資源の複合的利用の影響に取り組むことを認める。
― 地域内の資源を最善の形で利用する決定を下すという状況で、部門プログラムを互いに結びつける。
・特定の法令が定める指示に加えて、すべてを包含する国家目標と原則を展開する。
― 連邦の海洋・沿岸の全体的な目的に関する連邦の指示を規定する。
― オーシャン・ガバナンス・システム施行にあたり、一貫した意思決定の指標となる原則を明確に表記する。
― 摩擦の解消や優先事項の決定のための基準とする。
管理の改善
・摩擦解消・立案に関する能力や資格の育成
― 連邦政府下部組織(州政府、地方自治体)、NGOやその他機関の立案・管理能力の改善。
・省庁間での政策統合の実現
― 省庁間協議会を設置し、目標・政策の設定と調整を行ない、省庁の複合的な措置を統合する際の詳細を案出する。
・政府間統合
― 州政府、地方自治体の活動を奨励する。米国全体の利益・政策と合致して連邦のこれまでの成果と整合性があることを裏付ける。