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「memento mori長崎1999」報告書

 事業名 「ホスピスに関する啓蒙活動」の実施
 団体名 日本財団(The Nippon Foundation  


司会 さて、ここで共催者を代表いたしまして、財団法人笹川医学医療研究財団専務理事、紀伊国献三よりご挨拶申し上げます。

紀伊国専務理事、よろしくお願いします。

 

閉会挨拶

財団法人笹川医学医療研究財団 専務理事 紀伊国献三

 

本当に長い間、皆様方、ご苦労さまでした。デーケン先生の表現によれば、暑さにもかかわらず熱心な討議を最後まで聞いてくださったことにたいへん感謝申し上げます。

今日は医療の問題が中心になりました。私は、この生と死の問題ということは、たしかに医療という問題はたいへん大きな問題です。人々の苦しみ、お釈迦様の傷病老死という人間の苦しみのなかでもっとも大きなものでありましょう。しかし、私たちは遠藤さんが提起されたように、なぜホスピスだけは別なのか、ということに対しては疑問を抱かざるをえません。我々の医療そのものははたしてよかったのか、もっとよい医療ができるのではないか、ということも考える必要があると思います。そういった意味ではたしかに私も筑波大学で長くおりましたし、東京女子医科大学でも教えておりますし、現在は国際医療福祉大学というところで教鞭を取っておりますが、たしかに医療担当者として反省すべき点、心に本当にしみ入るような気がいたしました。

しかし同時に、我々のまわりを見ると、苦しんでいる方はたくさんいるんじゃないか。たとえばトルコの大地震でもそうでしょう、コソボの難民もそうでしょう。それに対して我々が苦しんでいる人に対して何ができるのか、これが私は今日の「生と死を考える」の基本になるのではないか。

ある英国の病院に行きましたときに、その入口に「私が病気で苦しんでいるときに、あなたは私を訪ねてくれた」、これは聖書のマタイ伝の一句であります。ホスピスにいる人、ボランティアとして訪ねるのもいいでしょう。あるいはそのほかの苦しんでいる人に我々が何をすることができるのか。ギブ・アンド・テイクということばがありますが、それはまず「我々は何をすることができるのか」ということを示しているのはないでしょうか。そういった意味ではこの研究会というものは、医療担当者ばかりではなくて、我々は何のために生きているのかということを考える最初のステップになることができればと思います。

 

 

 

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