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2.3 Woods Hole Oceanographic Institution

 

(1) 訪問先

 

Dr.Albert Bradley

Department of Applied Ocean Physics and Engineering,Woods Hole

Oceanographic Institution,Woods Hole,MA 02543

tel:+1-508-457-2430

fax:+1-508-457-2194

e-mail:abradley@whoi.edu

 

(2) 訪問目的

 

・海洋研究用の無人海中ビークルおよびこれを用いた海洋観測の戦略に関する研究の意見交換を行い、また、海洋分野の将来展望に関する意見交換も行うことを目的とした。

・Woods Hole Oceanographic Instituteは、基金、会社、連邦政府、個々の寄付からなる独立・非営利の研究機関である。研究者は300名、支援者は500名からなる。研究分野は、生物学、海洋化学および地球化学、生物化学、放射化学、水中化学、地学および地球物理学、海洋物理学、応用海洋物理と工学などである。

 

(3)訪問結果

 

Woods Hole Oceanographic Institutionは、Woods Hole地区に40の建物からなる研究所コンプレックスである。The Department of Applied Ocean Physics and Engineeringは、基礎から応用までの幅広いトピックを研究対象とし、科学者、エンジニア、および技術支援スタッフからなるユニークな集団である。

Dr.Albert M.BradleyおよびDr.Dana Yoergerから下記の説明があった。

・研究の方針や方向性(Strategy)に関する議論はここでは行われていない。決められたことについて実験する。

・Woods Hole Oceanographic Institutionは、国立研究所ではなく、公益の研究法人(Nonprofit private laboratory)である。資金はNSFや海軍から得ている。性格上、大学やScrips Instituteなどが競争相手である。

・研究資金としては、現在下記のものがある。

・NSF:比較的大きい

・Sea Grant:少ない

・ARPA:多いとき少ないときの波が大きい

・ONR:比較的大きい

・NOAA:減ってきている。(この前に訪問したNOAA/NURPとテーマ的には関連が深いが、NOAAの外にはなかなか出ていない)

 

 

 

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