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北極海航路?東アジアとヨーロッパを結ぶ最短の海の道?

 事業名 北極海航路開発調査研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


2. 北極海航路の背景

 

一つの航路の啓開によってもたらされる影響は、全世界的なものであり、経済、社会、法制、更には関係国の政治体制の変革にまで及ぶことを、歴史が教えている。ヴァスコ・ダ・ガマがアフリカ喜望峰を回航して10カ月を超える苦難の長旅の末拓いた海の道が、それ以後、アフリカ、アジアの諸国に激動の数世紀をもたらし、更には欧州諸国に大きな影響を与えたことはよく知られている。小さな地球の問題が喧伝される現在、北極海を回航する新航路啓開は、南方航路やスエズ運河の開通程の大きな影響を持ち得ないとの指摘もあるが、航路周辺の資源開発と併せて長期的には世界の経済地図を書き直す可能性も否定できない。

新しく啓開される商業航路の将来性や影響を検討するには、幅広い観点から関係地域・海域の自然条件と人間社会が関る事象の現在に至るまでの経緯を理解しておくことが必要である。

 

北極海航路啓開の動機推移

008-1.gif

 

2.1 歴史的背景

 

2.1.1 スウェーデン人ノルデンショルドの航海まで

 

自然、とりわけ人間の営みにおいて、歴史的背景の十分な把握なしには、現在を理解し未来を推測することは難しい。過去の歴史は、長期的に将来を考え予測するナビゲータの役割を担うものである。

 

先住民の軌跡

北極圏での人類の歴史は、有史前既に森の住人、インヌ(Innu)、アサパスカン・インディアン(dene)や、海辺の狩猟者イヌイト(Inuit)等の先住民の生活、活動に始まることが、北極圏各所に散見する彼等の遺跡から確認されている。

 

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17世紀末の北極図 (Raurala, 1992)

 

 

 

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