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特に花火大会では仮設ステージショーもあり、約6万人が夏の夜空を楽しみに訪れる。花火は福良湾の台船から打ち上げられる。2尺玉も含め全部で2,500発。県下一の花火大会である。

・阿万ビーチフェスタ(南淡町)…地元のフェニックス推進委員のボランティアメンバーが中心となり、阿万海岸海水浴場で、コンサート、宝探しゲーム、花火大会を行っている。また、サンドアートはサンテレビで放映されるなど、地域の活性化に役立っている。

・ハモ供養(南淡町)…毎年6月1日からのハモ祭りの前に、沼島の西光寺で供養祭を実施。供養祭の後、沼島立神岩付近でハモを放流。灘沼島観光ふるさと会主催。

・うずしおマラソン全国大会(南淡町)…風光明媚な鳴門海峡を望むコースは起伏が多いが、2,000人以上のランナーで賑わう。

・駅伝競走大会(南淡町)…淡路島で最も大きな大会。小学生から一般まで約75チームが参加。高校生チームには、全国ナンバーワンの兵庫県立西脇工業高校も参加し、レベルの高い大会になっているため、県外からの参加もある。

・西淡ふるさとまつり(西淡町)…毎年7月下旬、慶野松原附近で開催。盆踊り、花火大会、イベントなど実施。

 

■地域の魅力・資源

◇拠点・施設

・大鳴門橋記念館(南淡町・西淡町)…記念館及び道の駅うずしおの「鳴門みさき荘」は淡路鳴門岬公園開発事務組合の経営。館内には「うずしお科学館」と「淡路人形浄瑠璃館」がある。

・「うずしお科学館」…1998年3月、リニュアルオープン。鳴門のうず潮を科学的な角度から立体映像で紹介する。

・「淡路人形浄瑠璃館」…国指定の無形民俗文化財である人形浄瑠璃を上演。

・リアルタイムうずしお…大鳴門橋の淡路側の主塔にリモートカメラを設置。うずしお科学館で自由に操作し、大型モニターにリアルタイムなうずしお映像を映し出せる。

・うずしおドームなないろ館(南淡町)…観光案内所、うず潮観潮船事務所、旅行代理店、レストラン、土産物店がある。イベント広場は展示場として利用されている。

・南淡町総合運動公園(南淡町)…平成12年8月に文化体育館が竣工する。観客席は、固定席、移動席など合わせて約1,500人が収容可能。屋根はこの地域に生息するトンボの羽をイメージした形にしており、文化・スポーツの拠点施設として活用される。

・魚彩館(西淡町)…丸山漁港内にあり、漁協に運営を委託。播磨灘や鳴門海峡でとれた旬の魚介類を販売。夏期シーズンの日曜日に朝市を開催。地域の人以外に町内の民宿の宿泊客の利用も多い。明石海峡大橋開通後は、利用が3倍近く増加した。

・丸山活性化センター(西淡町)…調理実習室では、淡路の特産品や雑魚を使った体験料理講座なども開催。また、子ども対象の料理教室、子どものサマースクール「遊び塾」も実施。

・西淡町産業文化センター(西淡町)…展示棟では、瓦産業に関する資料を展示。研修室や実習棟では、各種の実技講習や研修が可能。

・西日本かわら技術学院(西淡町)…産業文化センターに隣接し、瓦葺き職人の養成を行っている。

・ゆとりっく(西淡町)…財団法人西淡産業振興協会が運営するスポーツクラブ&クアハウス。

・御原橋(西淡町)…三原川河口にかかる橋。別名瓦橋。橋の欄干に古代瓦や鬼瓦が貼られ、夜間はライトアップされる。

 

◇宿泊・レジャー施設

・休暇村南淡路(南淡町)…海辺ではオートキャンプ場、釣りやプレジャーボートの停泊可能な専用桟橋、テニスコート、プールなどの施設が充実。近くの岩肌に波の化石が見られる。他にも国立淡路青年の家、ユースホステル、旅館、民宿等がある。

 

◇眺望・景観スポット

・南淡町…カメラマニアにとっては、仁頃が抜群。朝日が美しい。この他、若人の広場、灘黒岩水仙郷、高台に立地するホテルなど。

・西淡町…西淡町立海釣り公園は大鳴門橋が望め、瀬戸内海の夕日も見える。鳴門岬公園は、うず潮を間近に見渡せる。この他、ホテルアナガ(淡路フェリーの関連会社の経営)、雁子岬(民間業者によるリゾート開発エリア)など。

 

■広域連携

・南淡町…淡路地域は1市2郡(洲本市、三原郡、津名郡)あり、三原郡4町で広域事務組合を構成している。国内では北海道三石町、新潟県能生町、岩手県葛巻町、福井県大野市と友好市町交流を、海外はアメリカのオハイオ州セライナ市と国際姉妹都市提携をしている。

・西淡町…北海道静内町と姉妹都市交流。

●ASAトライアングル交流圏推進協議会

・大鳴門橋の開通をきっかけに、西淡町と鳴門市、香川県引田町が行政区を超えて連携。各自治体の広報誌に、他の2自治体のイベントを紹介するなど、情報交換や共通の課題に関するフォーラムを開催。

・スポーツ交流が定着して行われている。

 

■今後の課題と可能性

◇官民連携による地域の可能性

・ジャパンフローラ2000以後の展望…花博の成果を活かし、花の拠点(沿道、田畑、街角)を増やして「花の島」にしたい。三原町の淡路ファームパークと一体となって、南淡路農業公園を整備、2001年にオープン予定。現在、21世紀記念事業を議論中。

 

 

 

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