タイプC アドプト・プログラム in 大阪湾ベイエリア
●概要
・散乱ゴミ対策の新しい取り組みとしてアメリカでスタートし、現在吉野川流域での活動が行われている「アドプト・プログラム」を大阪湾沿岸域に広げる。
・河川につながる海辺のクリーンアップを行うことで、市民の海への関心を深める。
※アドプト・プログラム:河川敷の一定区間と、クリーンアップを行う団体や企業とを「養子縁組(アドプト)」する河川美化の新しい取り組み。
●取り組みイメージ
・当初は実験的に、海水浴、サーフィン、釣りなどで比較的人が集まりやすい海辺から始める。
・吉野川のアドプト・プログラムと同様、海岸管理者、漁業者、サーファーグループなどで構成する事務局を設け、仲人役を務める。
・地元のグループのみならず、湾奥部からの参加を呼びかけ、大阪湾の環境圏を一体のものとして考えるきっかけとする。
・クリーンアップを行う団体や企業の清掃範囲を示す看板は、なぎさトレイルのサインや海の駅のチェックポイントなども盛り込めるものとして開発する。(前述のサイクルステーションとの連動)
・クリーンアップ全国事務局と連携し、世界規模でのモニタリング調査に参加することで、沿岸域の環境影響についての情報共有をはかると同時に、企業活動や海岸整備への提案につなげる。
・活動内容は、エコ・ラーニング・プログラムの一部としても展開する。
●地域にとってのメリット
・今まで人が立ち入らなかった場所に人の手が入ることで、海辺のゴミの減少につながり、心地よい海辺景観が形成される。
・誰でも参加しやすいことから、海辺への関心が深まる。
・湾奥部からの参加者が増え、環境影響への関心が高まることで、漂着ゴミの減少につながる。
・ゴミのデータ化を通して、企業活動の改善や海岸整備のありかたの見直しが可能となる。
●展開エリア
・南淡町阿万海岸、吹上浜、刈藻海岸など
・西淡町丸山海水浴場〜阿那賀港付近、慶野松原
・吉野川河口部近辺の海岸部
・鳴門・徳島サイクリングロード周辺
●事例
・アドプト・プログラム吉野川
・全国ビーチクリーンアップ
●連携・協力可能な取り組み・グループ・施設
・河川流域の市民活動グループ(吉野川交流推進会議、新町川を守る会、鳴門西自治振興会など)
・海水浴場の海の家
・サーファーグループ
・漁協の青年部、朝市グループ