日本財団 図書館


タイプB レンタサイクルを核としたインターモーダル・システム

 

●概要

・京阪神からの日帰り観光客や近隣観光客のための新たな交通体系による回遊プログラムを提示する。

・高速バス、JRとレンタサイクルまたは、自家用車とレンタサイクル、レンタカーとレンタサイクルを組み合わせ、最寄りの駅から河川流域や拠点施設を自転車で移動するプログラムをつくる。

・身体にも地球環境にも良い自転車やウォーキングの普及を促進させる。

・パーク&ライド方式による新たな交通体型の構築を念頭に置く。

 

●取り組みイメージ

・歴史や現代の資源を活用し、サイクリングやウォーキングによる新しい札所巡りのプログラムをつくる。

・車と自転車、鉄道と自転車、船と自転車など多様な移動方法の組合せにより、移動方法の選択の幅を広げスムーズな乗り換え(移動の切り替え)を行うしくみを構築する。

・パーク&ライド方式による新たな交通計画の実験として、当初1〜2年はイベントや季節限定で取り組む。

・海岸や河川流域などに簡易なサイクル・ステーションを設け、休憩スポットとする。

※サイクル・ステーションの拠点施設は、既存の施設や遊休化した空間の利用により、1市一ヶ所設置。その他の場所には、サインボードのみを設置する。サインボードには、近くの休憩スポットや飲食施設、公衆トイレ、DPE、コンビニエンスストア、駐車場など、ルートをつなぐ拠点やサービス施設等を紹介する地図や、地域の資源や活動グループ、連絡先(情報発信先など)を記載。モバイル世代に対応する。

 

●地域にとってのメリット

・交通渋滞が緩和し、CO2削減にもつながる。

・阿波おどりシーズンに集中する観光客の分散、駐車場問題の緩和。

・山、川、海がつながり、一体のものとして課題を解決できる。

・地元商店街の活性化がはかれる。

 

●展開エリア

・淡路島、鳴門の高速バス停〜海辺の各拠点

・鳴門・徳島サイクリングロード周辺

・撫養川、新町川、吉野川流域

・小松島市の港湾施設跡地

 

●事例

・インターモーダルシステム(JR東日本)

・自転車のまちづくり(水俣市)

・しまなみ海道

 

●連携・協力可能な取り組み・グループ・施設

・レンタカー店

・高速バスターミナル(計画中の松茂町での新徳島交流ターミナルなど)

・JRの各駅

・地元商店街のサイクルショップ

・海水浴場の海の家

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION