Alina Szmant(北カロライナ大学、米国)
サンゴの減少:サンゴの減少の主因は過剰な漁業か?
土屋 誠(琉球大学)
サンゴ礁の生態系機能と人間との関わり
Ove Hoegh-Guldberg(クイーンズランド大学、オーストラリア)
グローバルな気候変動とサンゴの温度耐性:21世紀への警鐘
Janice Lough(オーストラリア海洋科学研究所、オーストラリア)
グローバルな気候変動とサンゴの白化に関するオーストラリアの見解 I:1997-1998年の海面水温の局所からグローバルな変化について
Terry Done(オーストラリア海洋科学研究所、オーストラリア)
グローバルな気候変動とサンゴの白化に関するオーストラリアの見解 III:グレートバリアリーフでの1998年のイベントから
6. 成果
シンポジウムの目的は世界最先端のサンゴ礁研究の動向を明らかにし、世界共通の研究目標の策定に資すること、また世界規模の共同研究への展開していくことであるが、全般を通して内容の充実した講演/議論がなされ、今後の研究の方向性が示唆されるなど十分な成果を上げることができた。
また、予想を上回る多数の国内の研究者も参加し、世界のサンゴ礁研究の把握を通して、今後の日本におけるサンゴ礁研究レベルの向上に資することもできたと考えられる。
最後に、本シンポジウム開催に際し、後援を賜った科学技術庁、また後援と多大なるご援助を賜った日本財団に心よりお礼申し上げる。
以上