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しかし、政府助成の打切りに伴いNormed Groupは倒産し、Dunkerque造船所は87年末に閉鎖され、La Ciota造船所とLa Seyne造船所も89年に完全に閉鎖された。

独立している民間の中型造船所の中では、La Roshelle-Pallice造船所が87年に倒産し、Le Havre造船所だけが現在操業を継続している。

従って、現在、5,000G/T以上の大型船の建造可能な造船所は、Atlantique造船所、中型船の建造はAteliers et Chantier du Havre社の2社に限定されている。

ただし、経営が悪化しているAteliers et Chantiers du Havre社は、現在売却相手を探しているが見通しがたっておらず、閉鎖の危機に瀕している。

同社は、現在、フランス政府の助成制度が発足した1947年以来、最高の18億フランの助成金を受けて3隻のケミカル・タンカーを建造中であるが、完成するまでには更に20億フランの助成が必要と目され、政府は助成打切りを検討している。

なお、最近の10年間におけるフランスの船舶建造実績は、次の通りである。

 

船舶建造実績の推移

(100G/T以上の鋼造船)

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(注) 1999年は98年末における手持工事量による。

(出所) ロイド統計

 

フランスにおける主要造船所の設備その他の概要は、次の通りである。

 

 

 

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