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貨物クレーン

概要

一般配置図に示す通り、22mで60トン、32mで46トンの能力の電動油圧クレーン2組を左舷に装備する。

巻上能力、SWL 40t/32m

フック操作/作動半径、最大 60t/22m

巻上速度、低速時 約0-15/0-20m/分

巻上速度、高速時 約0-30/040m/分

定格巻上能力の最大40%にて

巻上時間 約80秒

本船はドイツ人専門家の監督下に中国で建造中で、裸用船方式でサモア側の利用に供される。

新規計画船の仕様はSamoa Shipping Services Ltd.と用船者のPacific Forum Lineが決定した。

(C)船舶用交換部品

船舶用部品は主として海外からの輸入に依存しているので、今後も問題をはらむことになる。

機関の能力─(船舶の説明参照)

法制度

1998年に、主として以下のような内容の、サモア海運法が発効した。

(i) 解釈と適用

(ii) 国家的性格と船籍

(iii) 船舶の登録

(iv) 安全

(v) 船員と水先案内人の資格証明書

(vi) 船員の雇用

(vii) 船員の福祉

(viii) 航海標識

(ix) 小型艇

(x) 海難と救助

(xi) 海事に係わる権利と義務

(xii) 船舶の抑留、没収、強制売却

(xiii) 法的手続き

本法の内容についてさらに詳細を希望する場合には、条文が入手可能である。

サモアでは裸用船に関する立法措置の検討が進行中で、これが成立すれば船舶の二重登録が可能になる。

結び

本報告書はサモアの海運産業について若干の背景的情報を提供し、主として造船所に関連するサービスについての可能性を明らかにするものである。

この機会に、会議参加者全員にお礼を申し上げ、ご静聴に感謝の意を表したい。

 

 

 

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