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3-1-4 立体目次モデルソフトウェア試作

 

a ソフトウェア概要

立体目次モデルソフトウェアは、様々な学問分野やそれに付随する数多くの関連項目を三次元的に配置し、コンピュータグラフィックスによる可視化を行なうことによって、これまで把握が難しかった学問分野の発展形状や各学問分野の位置付け、学問分野や関連項目間の関係を視覚的に明らかにすることを目的として開発されたものである。

上記の目的を達成するため立体目次モデルソフトウェアは、立体目次を構成する下記の項目について、概念のモデル化とコンピュータグラフィックスによる可視化を行なった。

●グローブ

□単純球

□二重球

●点群

□分野点

□項目点

●シナプス

以下で立体目次特有の単語について解説を行なう。

 

a-1 グローブ

グローブとはある一つのテーマに従ってデザインされた学問分野や関連項目などのデータ群の集合を表わす言葉である。立体目次モデルソフトウェアで扱うデータの最大構成単位と考えて差し支えない。

グローブは8つに分裂した細胞のような形状をしている。この、8つの細胞に当たる部分がグローブ中での大きなデータの集合になっており、同じ細胞中には同じジャンルに分類されるべき項目が含まれるようになっている。立体目次モデルアプリケーションでは、便宜上、8つのジャンル分割を、z軸を有する三次元空間上の各象限で表現している。8つの象限はそれぞれに独自の色が割り振られており、ジャンルに属するアイテム球は同じ色で表現される。

立体目次モデルアプリケーションでの各象限の割り当て色を以下に示す。

 

 

 

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