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伝送手順

本装置では船上部を1次局、水中部を2次局とし、必ず船上部からのコマンドに応じて水中部からレスポンスを返す形で交信するものとする(図6参照)。

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図6 通信手順

 

(1)回線接続

船上部から"WAKEUP"及び"回線接続"コマンドを送信する。水中部は電源をONとした後、応答を返す。

(2)管理ファイルの伝送

船上部から"管理ファイル要求"コマンドを送信する。コマンド受信後、水中部は管理ファイルを送信する。

(1)、(2)が終了した後、コマンダのディスプレイにファイルのリストを表示しユーザの操作を待つ。

(3)データ伝送

船上部から"データ伝送要求"コマンドを送信する。このコマンドには、伝送するファイル(管理ファイルのリストから1つまたは複数選択する)と、伝送するCH(X/Y/Z/Hから1つまたは複数選択する)を指定するパラメータも含まれる。

コマンド受信後、水中部はデータ送信を開始する。

指定したファイルを全て伝送した後、コマンダのディスプレイにはファイルごとの受信結果(例:受信フレーム数/総フレーム数)を表示する。

(4)データ再送

(3)終了後にユーザが再送の操作をした場合、船上部から"再送要求"コマンドを送信する。このコマンドには、欠落したフレームを指定するパラメータも含まれる。

コマンド受信後、水中部は指定されたフレームのみを送信する。

(5)回線切断

船上部から"回線切断"コマンドを送信する。コマンド受信後、水中部は応答を返し、電源をOFFとする。

現時点でのタイムアウト設定時間(Wake Up〜Sleepするまでの時間)は10分に設定してある。(設定可能なタイムアウト時間:1〜64,800S)

 

 

 

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