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2. 内航フィーダー船社アンケート調査の結果概要

(1) 内航フィーダー事業の継続理由

・利用者、外航船社の要望がある

内航フィーダー事業を継続している理由として、「利用者(荷主、外航船社等)からの要望がある」ことが最大の理由である(100%)。

「将来取扱量の増加が見込まれる」を選択した企業は0社であり、厳しい見通しがある。

 

(2) 発注者

・外航船社が4割を占め最大の顧客である

内航フィーダーの顧客は、外航船社が4割(39.0%)を占める。次いで、荷主(36.4%)、利用運送(22.4%)の順である。

 

(3) コスト負担の状況

・海上輸送費が4割を占める

海上輸送費が36.1%を占め最も多い。地方港、神戸港の荷役料を合わせると28.7%となる。神戸港での横持ち輸送費は17.1%である。

 

表IV-1. コスト負担の状況

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(4) 要望事項

・港湾関係者への要望(自由回答)

「荷役料の低廉化・弾力化」「クレーン等施設使用料の低下」(ともに5社)、「外内貿一体バースの整備促進」(4社)、「労働争議等不安の解消」「港湾使用料・借受料の低廉化」(3社)の順に多くなっている。

 

 

 

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