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(7) 事業者の観光行政に対する要望

○観光資源のPRをもっと上手くするべき

高知には皿鉢料理等があり宿泊商品を企画しやすいが、徳島県は宿泊自体に魅力がない。日本人の観光形態は、宿泊地・目的地に楽しみを求める(食べ物、温泉等)人が多い。その点で徳島は泊まることの魅力が少ない(旅行代理店)。

徳島県には良い観光資源もあるので、もっとPRの仕方に工夫するべきである、大阪、神戸方面に行くバス車輌全体を使った観光PRなどさらに拡大していくことが考えられる(旅行代理店、バス事業者)。

○目的地での周遊移動を確保する必要がある

旅客の移動を、基本移動(発地から着地まで)と周遊移動(目的地内の移動)に分けて考えると、周遊移動の充実が重要である。特に四国や淡路島を目的地とする観光の場合、目的地での周遊移動が観光目的を果たすために重要である。そのため、自家用車での基本移動が優先されるのである。行政としては、周遊移動手段を確保していくことが必要である。例えば、神戸でやっているようなエコレンタカーを淡路島内限定でやってはどうか。周遊移動手段が整備されて初めて基本移動の交通手段として、公共交通機関が使われはじめるのである(旅行代理店)。

○小グループ利用における公共交通機関のメリットは少ない

自家用車と比べて公共交通機関のメリットとして、料金が安いことがあげらるが、4人分の交通料金より自家用車で行った方が安くつくので、公共交通機関のメリットがなくなる。このシステムを変える必要がある(旅行代理店)。

 

 

 

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