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(2) アンケート調査にみる利用交通機関の変化

高速バス利用者、旅客船・フェリー利用者、淡路SA(自家用車、観光バス)利用者に対して、明石海峡大橋開通前に今回と同じ方面に行く場合に利用していた交通機関を訊ねた。

○高速バス利用者の7割が、開通前は旅客船・フェリーを利用していた

高速バス利用者では、旅客船・フェリー(乗客のみ)と回答した人が5割を超えた。乗客のみならず、旅客船・フェリー(自家用車)も15%おり、自家用車から公共交通機関(高速バス)への移転もみられる。

○旅客船・フェリー利用者の多くは大橋開通前からも旅客船・フェリーを利用。

旅客船・フェリー利用者では、旅客船・フェリー(乗客のみ)またはフェリー(自家用車)と回答した人が75%おり、現在旅客船・フェリーを利用している人の多くは、開通前から利用していたことが分かる。

○明石海峡大橋開通前はフェリー利用(自家用車ごと)が4割

淡路SA利用者では、4割が自家用車ごとフェリー(フェリー・旅客船全体で6割弱)で渡っていたと答えており、フェリーから明石海峡大橋への転移によるフェリー利用者減を裏付ける結果となっている。

 

瀬戸大橋開通前後における交通機関別断面交通量の変化(事例)

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(出典)百十四銀行調査部「瀬戸大橋5か年の香川県経済の変化」、平成5年12月

 

 

 

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