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2] OD別利用意向

次に、居住地と目的地によるOD別の利用意向をみる。

○四国、淡路島在住者(四国、淡路島発OD)は高速バスを積極利用

高速バスの利用意向は全体的に高いのであるが、その中でも四国及び淡路島在住者の積極的利用意向は高いものとなっている。

○高速バス利用の中ではその他本州→淡路ODの利用意向が相対的に低い

高速バス利用者は、全体的に今後も同方面へ来訪する場合は、再度高速バスを利用すると回答している割合が極めて高い(95%)。その中で、その他本州→淡路OD利用者の今後の利用意向は相対的に低く、利用したくないとあまり利用したくないを併せると10%である。なお、これらの回答には、その移動距離が相当長いことなどから、本州側から淡路島、四国方面への来訪をそもそも考えていない者の回答が含まれている可能性が高いとも考えられる。これは、淡路サービスエリア利用者にも同様のことが言える。

○旅客船・フェリー利用者の中では、京阪神行きの積極利用が比較的多い

旅客船・フェリー利用者のうち、四国→京阪神OD及び淡路→京阪神ODでは、他のODと比べて、今後の旅客船・フェリーの積極的利用意向は高い。これらのODの回答者は、前者が概ね徳島―関空―大阪ルート、後者が概ね明石―岩屋ルートであり、それぞれの航路を現在利用している人にとっては、これらの航路は利用ニーズが高いものと考えられる。

 

 

 

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