日本財団 図書館


2] 居住地別旅行目的

〇四国在住者は、高速バスを利用してビジネスに

四国在住者の旅行目的をみると、高速バス利用者はビジネス利用が多く、特に香川県在住者は半数近くがビジネス利用である。香川県在住者は、旅客船・フェリー利用でもビジネス利用が多くなっている。

○淡路島在住者は、高速バス、旅客船・フェリーとも日常的利用が中心

淡路島在住者は、高速バスでは買い物利用が多く、旅客船・フェリーでは買い物、通勤、通学利用で半数となっており、日常的な利用が中心となっている。特に旅客船・フェリーの通学利用は顕著である。瀬戸大橋の例に倣えば、淡路島在住者は、旅客船・フェリーだけでなく高速バスにおいても、通勤や通学で利用することが定着していくものと考えられる。

○明石市等や神戸市在住者は、高速バスを利用して通勤

明石市等と神戸市在住者は、高速バスを利用した通勤利用が他の居住地と比べ際立っている。これも、淡路島の通勤・通学と同様、今後、定着していくものと考えられる。他の地域では、大阪市や芦屋市等在住者などで帰省・知人訪問利用が多くなっている。

なお、近畿、四国以外の在住者は、ビジネス利用で高速バスを使っている人が多い。

○淡路SA利用者は、居住地による旅行目的の大きな違いはない

淡路SA利用者の居住地別旅行目的をみると、どの地域の居住者も観光・レジャーを目的とする人が最も多い。四国、その他大阪府、その他(関西・四国以外の地域)在住者の2割は、帰省・知人親戚訪問となっている。

 

(居住地別の分析について)

居住地別の分析にあたっては、居住地を、淡路島、徳島県、香川県、その他四国、淡路島、明石等(姫路市、高砂市、加古川市、明石市)、神戸市、芦屋市等(芦屋市、西宮市、尼崎市)、その他兵庫県、大阪市、その他大阪府、京都府について分析した。

ただし、淡路サービスエリア利用者アンケートはサンプル数が少ないため、居住地を細分化すると各居住地のサンプル数が少なくなるため、これを基準にしてもう少し広域のエリア区分にした。

以下、居住地別の分析が随所に出てくるが、上記と同様である。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION