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報告及びまとめ

 

○橋本

これからの外国人旅行の受け入れの中で、華人が中心になるだろうというお話の中で、インターネットのサイトに中国語の文を入れたほうがより有効ではないかというような貴重なご意見をいただいたり、それから、夜のいろいろなお楽しみをもっと増やしたほうがいいのではないか、心の時代も含めてというようなお話もいただきました。

いずれにしても共通して言える部分は、徳島としては全国と比べても決して遜色のある観光地ではないということで、インターネットの発信も含めて情報発信をより多く取り組んでいかなければならないということがまとめとしては結論だったような気がいたします。

○縄手

まず一つは、やはり民間活力をどう引き出すかという話がありました。私個人としてはとにかくやる人間が行政であれ、民間であれ、出てこなければいけないだろうと。今、あちこちの町や村、あるいは県単位でもそういう枠を越えて、まちづくりグループが結構生まれてきています。

それから、あるいはこの新町川を守る会の中村さんのお話は大変印象的でありましたけれども、川掃除に3,000円の参加費を取って参加してもらうということは、僕は大変いいと思いました。つまりかつてはごみ掃除に金を出してまでする時代ではなかったのですけれども、今は自分たちの価値をどこに見つけるかということだと思うのです。

もう一つは、やはり河川敷のごみ、あるいはトイレの問題、こういうものが観光客によって非常に汚されている。これについては、今、我々足助町観光協会は町から委託を受けて駐車料金を徴収しており、それの中からごみを処理したり、トイレの維持管理費を出したりしてとにかく、ゴミのない観光地をめざしています。

○中村

それでは、分科会Cにつきまして、まとめさせていただきます。

第1点が、地域PRについてということです。英文のパンフレットはかなりできているのですけれども、中国語、ハングル語についてはまだ十分でないというのがおおむねの状況でした。2番目は、郷土料理とか、食事についてです。まず、観光バス単位で食事のできる場所が県内では不足をしているということです。また郷土料理ですけれども、いい素材はたくさんあるものの、惜しむらくは脇役が多いといった話題もございました。3番目は、地域連携ということです。単体ではどうしても客を呼びにくく、そうした中において、四国全体の協力、また近畿との協力、県内においては広域市町村の協力が重要という結論になりました。4番目は、ホスピタリティということでございます。人々の温もりが感じられる、人間味あふれた地域づくりが大切ではないかということです。そうした中において、ブラッシュアップつまり、いかに磨き上げていくかというのが5番目の話になりました。

○安藤

今日はあちこち全部回って、つくづく思ったのが、万華鏡、回すことによって見えてくるパターンは随分違ってくるわけなんです。そしてその違ってくるパターンでも好みというのがあるのです。ですから、最初出てくるパターンがそんなに気に入らないのであれば、一つだけ回して、もう一度何か見直すといいのではないかとも思います。

 

 

 

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