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2] 船舶数からみた船籍/船齢構成

日本寄港液化ガスタンカーの船舶数(212隻)の船籍国と船齢の内訳を船舶数の多い順に表2.2-32に示し、その船齢と船舶数の関係を図2.2-31に示す。船籍国は第2船籍国を含め全部で24カ国であった。なお、添付資料17に、詳細な船齢別構成を示す。

これをみると、代表的便宜置籍国のパナマが1位で全船舶数の28.8%を占めており、次いでリベリアが2位で14.6%を占めている。日本及び東南アジアゾーンの諸国については、日本13.7%、マレーシア5.7%、ブルネイ3.3%であり、日本周辺諸国については韓国1.4%、中国0.9%となっており、北朝鮮及びロシアの液化ガスタンカーは確認されなかった。

船齢でみると、船齢20年未満の液化ガスタンカーの船舶数は170隻(10年未満117隻)であり、全液化ガスタンカー船舶数の80.2%(10年未満55.2%)を占めている。船齢20年以上の液化ガスタンカーの船舶数は42隻(30年以上2隻)で、全液化ガスタンカー船舶数の19.8%(30年以上0.9%)である。

平均船齢をみると、液化ガスタンカー全体で11.0年と全船舶の場合の11.9年とほぼ同じであり、船籍別では、日本8.9年、韓国19.3年、中国9.0年、マレーシア9.0年、ブルネイ24.1年であり、韓国、ブルネイを船籍とする液化ガスタンカーの船齢が高い。

船籍船齢構成上の特徴は航海数の場合とほぼ同様であり、平均船齢はタンカーの9.2年より1.8年高く、船齢20年以上の船舶数の割合は、タンカーの6.5%と比較して約3倍である。

 

 

 

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