すなわち、予定コースに乗っているのか、また、前記のような予定外の避航・偏位時には、岸や浅所などの障害物からどの程度離せば安全かという「距離」や「方位」について、すぐに見て判断できる資料が「ツボ」を押さえた操船を手軽に可能にします。
2 「安全運航図」の作成、整備
航海上注意すべき水道や港湾の出入り口などの「安全運航図」を自分で作成することをお勧めします。この図をカードケースなどに入れ、これらの海域を航行する時には必ず手に持って、これを見ながら操船すると安全確保に大いに役立ちます。
試しに一個所でも「安全運航図」を作成してみて下さい。なお、一度作成すれば何度も使えます。(ただし、変化した部分の修正は必要です)
基準針路、船首目標線、避険線などを記入した「安全運航図」の概念図を記載します。
海図に「線」「度数」「安全に関する情報」などを記入し、それをコピー(必要に応じ拡大または縮少)した図を作成して分かり易く色分けをすればOKです。