日本財団 図書館


(4) 空港到着からチェックインまで

 

心構え

特に、グループの場合は1] 人間の流れ(誘導)と2] 荷物の流れの2つの動きがありガイドがこれをいかにコントロール/manageするかで力量が問われる。まずは、慌てない事 !

 

荷物取扱

グループの荷物取り扱いには、二通り;(1)バスで同送して来た場合(2)トラックで別送した場合があり、同送の場合は依頼済みのポーターに搬送を任せ、別送のばあいは待機していたポーターと落ち合って搬送を頼む。ガイドはグループ(人間)を誘導してロビー内のオープン・スペースにてしばらく待機を指示したあと、checked baggageのsecurity checkをポーターと協力して済ませ所定のカウンターに並べる。ポーターへのTIP支払い。

個人客の場合は、荷物共々security checkを通ってC'INカウンターへ。

 

注] ここでのsecurity checkは、checked baggageのみが対象でcabin bagはX線を通さない。(機内持ち込み手荷物は、出国審査前で別途検査を受けることになる)

 

空港バス

路線バスで第二ターミナル到着の場合は、2カ所で停車。C'INカウンターがA〜Fの場合は、手前(北口)/主にANA系列、G〜Lの場合は終点(南口)/主にJAL系列。貸し切りバスの場合は、誘導員の指示または運転手の判断で停車/降車する。

 

C'IN手続

FITの場合は、チェックインのアシスト。

GRPの場合は、指示されたカウンターにてツアコン/リーダーと協力してC'IN。

 

ClaimTag

グループの場合、タッグの添付をガイドに任される(元来はエアラインの業務)ケースが多い。connection flightのある場合、また行き先がバラバラの場合など慎重に添付する。タッグを誰に渡すか ?

 

出国手続

搭乗ゲートを確認し最寄りの出国口(南北二つある/第二ターミナル)へ誘導。ここでお互いに手交/返却品がないか十分に留意。

ガイドとしてのサービスがこの時点で終了したことを告げて別れる。

 

報告

センディング完了を手配/販売担当者に電話報告。

注]ガイドの出国斡旋時、万一のフライト事故・大幅な遅延による事後サービスの必要性を考慮してフライトの離陸を見極める迄と解釈するエイジェントもある。)

 

メモ 9. 搭乗までの時間配分

 

空港到着から搭乗手続き終了までは、FIT/30分〜GRP/1時間位要する筈である。直ちに出国口/出発口ヘ誘導するのが望ましい。

免税店/Duty Free Shopは、パスポート検査(出国審査)終了後のラウンジ内にあることを案内。ビジネス/ファーストクラスの旅客は、特別待合ラウンジが利用できる。ゲート・ナンバーによっては、移動に時間を要するのでその旨案内することも必要。フライトが込み合う時間帯には特に要注意。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION