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ケース・スタディ 1.

客に自分の荷物が出て来なかったと言われたら ?

 

荷物引取場内にある当該カウンターでclaimしてP.I.R.(Property Irregularity Report)を作成して、そのコピーを所持している筈。(JAL・ANAの場合は、到着ロビー内のそれぞれ両端にあるBaggage Service Centerで手続する)

原則的には、この件は旅客とエアライン間で解決すべき問題であるが、ガイドが仲介して事後処理に努めざるを得ない。事後、P.I.R.を基にキャリアーの担当部署と絶えずコンタクトをとり合って処理する。当座の必需品の購入方法などについては、キャリアーと相談する。

預託手荷物のダメジについても手続きは同じ要領。

 

ケース・スタディ 2.

個人客をミス・ミート(miss-meeting)したら ?

 

到着ロビー内の通関後の出ロ/ドアーが2ヵ所あるために、混雑時にはミートしそこなうことがある。直ちにアライバル・ロビー内にある案内所にて呼び出しアナウンスを依頼するなり、ステッカーにてロビー内を隈なく探す。最終的にミス・ミートとなったと判断された場合には、ツアー手配担当者に通報すると共に、宿泊ホテルに其の旨連絡して必要な処置をする。

個人客・団体客を問わず、フライト到着後1時間以上待っても出て来ない場合は、次の事例が想定される。

(1) visaナシ入国で入国審査室で尋問されているケース。

当該エアラインのスタッフ経由でガイドに何らかの方法で連絡が入り、入国審査官と協議して一時上陸/入国が限定的に認められる場合が殆ど。

(2) 預託手荷物が出て来ないケース。(手続きの完了をまつしかない)

 

 

 

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