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ガイドの業務

 

ガイドの業務とは、一言でいえば;

(1) 手配の確認/チェックによる斡旋業務

(2) 観光案内業務

の二つの要素からなる。

手配の事前確認/チェックが、如何に重要であるかは、それを怠ったために生じる不都合が発生したときに、身に滲みて痛感される筈である。

観光案内業務は、絶えざる日常の研鑽努力によって味付けされてくるもので、日頃から時事トピックス、最新情報、資料の入手に努めることが肝要である。

また、宿泊施設、輸送機関、レストラン、訪問箇所など、ツアー中に関係する各業者とのコミュニケーション(人間関係)を円滑にするよう努め、良きパートナーシップを心がけなければならない。

更に、訪日外客は、一般に神社/仏閣なり歴史、文化なりの「講義」を聴くためにツアーに参加した訳では必ずしもないので、お客さまを楽しませる工夫をすることによってツアーの良き伴侶、楽しい演出家(エンターテイナー)であることも、基本知識の習得と共に大切である。

最後に、通訳案内業の免許を所持するプロとしての自覚を持ち、「民間外交官」としての誇りと責任をもって、優秀なガイドに成られんことを。

このマニュアルがそのために少しでもお役に立てれば幸いである。

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